ご来院の報告(ひざの病気)
6/25 M・M様
美容室で毎日立ち続けながらカットのお仕事をされる40代女性の方で、2ヶ月前から急にひざの痛みで立ち姿勢や歩行することが困難になり仕事に支障が出たためにご来院くださいました。
当初はひざの曲げ伸ばしの時に引っ掛かり感と痛みを訴えたため半月板損傷と言う症状を疑いました。
半月板損傷とは、膝の関節の中にある半月板が損傷を受け痛みや機能障害を起こす症状です。半月板はひざのクッションの役割を担っておりそこが損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みや引っかかりを感じるようになります。
原因としてはスポーツによる怪我という印象が強いイメージですが、実は日常生活で立ちっぱなしの方やひざの曲げ伸ばしで負担をかける方または、脚の筋力低下によっても起こる症状です。
M・M様の場合も立ちっぱなしの仕事でしたので真っ先に半月板損傷を疑ったわけです。
仕事の都合で1週間だけお休みを取りその後復帰したいと言う希望のもと施術開始。しかし半月板損傷の場合は非常に治りが悪く、場合によっては手術を余儀なくされることが多くあります。
一日も早い仕事復帰を目指し当院では、身体のバランスと筋肉の状態を確認したのち施術を開始。歪みが強く片足に重心がのったままいつも仕事をしているようでした。また筋力の低下が著しく痛みの要因だと判断しました。まず1週間の様子をみて変化確認をした後、変化がなければ画像診断を考えました。
結果は順調に進み一週間後に現場復帰できるまで回服しましたが、その後に画像診断を2〜3の病院を回った後、結果はフォッファ病と言う膝の中にある脂肪組織の炎症ということが判明しました。
今回のケースは半月板損傷ではありませんでしたが、そのまま放置していれば最悪の事態に発展していたかもしれません。その後意欲的に筋力アップを図り回復されましたが、同じように筋力低下による方が非常に多いことも事実です。
自分も同じ症状だ!と感じましたらすぐにご連絡をお願いします。早ければ早いほど回復も早いですから!