来院のご報告NO.6(肘の痛み)

6/28 A様

 50代女性。右肘の痛みを訴えて来院。食事の際箸を口に運べないくらいに痛みが辛く、じっとしていても痛みが出ていることも多々あります。整形外科では【テニス肘】と診断されたようです。

 テニス肘とは肘の外側が痛くなる症状で、テニスをされる方が起こす疾患のため俗称で言われる症状ですが、テニスをしなくても起こります。原因としては手で何かを握ったまま作業をする事により、手から肘にかけての筋肉が耐えられなくなって肘に取り付く筋肉周辺が痛くなります。また場合によっては手首にその痛みが出る場合もありますが、作業量、運動量による自身の筋力のバランスが取れていないか、使い方があまりにも不自然になり余計な力が患部にかかっていることが考えられます。

また最近では長時間のパソコン作業により痛みを出されるケースも多く報告されています。

 A様の場合は日常的に手を酷使されることで痛みが出ているようでしたが、過度に使い過ぎていたため肩や首まで負担が広がり、首から腕に走る神経まで圧迫されてしびれも併発されていました。

当院ではまず、全体の骨格を正常にして神経系、脈管系を正し患部に新鮮な血流を確保します。患部に新鮮な血液が届かなければ回復が遅れます。その後痛めている筋肉の矯正を行いながら、毎日の生活で注意することをお伝えします。

 痛くてもどうしても身体を使わなければならないケースは誰にでもあることですが、痛みやしびれは身体の警告信号です。痛みが出る原因や負担をかけているところが必ずあります。ずっと続いている痛みがある方は一度立ち止まって日常生活を見直すこともお勧めします。